2008年7月5日土曜日

敬語について

3年生の国語では、今「敬語」の学習をしています。
生徒を見ていて考えたことは、日常で彼らが敬語を使うことがないということです。親にも先生にも先輩にも、ほぼタメ口で生活しています。
そんな中、特に謙譲語を使うことがないように思います。
「拝見する」「参る」「申す」「いただく」・・・どれもピンときていないようでした。
戦前の15歳なら、当たり前で使えていた言葉です。

謙譲の美徳・・・これは日本人の心の美しさの表れです。
それが言葉遣いになったのが謙譲語。その言葉が失われつつあるのは、心もなくなっているようで寂しい限りです。
敬語じゃない方がフレンドリーでよいという考え方もありますが、敬語を使わなくなると相手への敬意までなくなっていくような気がします。
最近の、子による親殺し、お年寄りへの虐待なども、根底に敬意の喪失があると思います。

そして、若者が敬語を使えないのは、今の大人が使えていないからだと思います。
おそらく昔の日本では、日常会話の中に敬語があったはずです。
子が親に、妻が夫に、弟が兄に・・・などなど。親や周りの大人の言葉遣いを聞いて、子どもも自然と敬語を身に付けていったのでしょう。
原節子さんが活躍していた時代の映画は、セリフが美しいですよね。親子でも友人同士でも敬語を使います。そこにお互いを思いやる心の美しさを感じます。

親しき仲にも礼儀あり。
言葉もそうありたいものです。

3 件のコメント:

はりねずみ さんのコメント...

少し前に、「あなたが整体師してるの?」
って友人に聞かれたから、
「いかにも。」って答えたら爆笑をかいました。

少し古語になっても30代同士なら通じてほしかったです。

junchan さんのコメント...

はりねずみさんへ

30代同士なら通じてほしかった…いかにも!です。
私の知り合いには、「分かった」と言わずに「御意」と返事をする人がいますよ。

ビジネスマナーの敬語 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。